アレークロッピング‥?!

 焼き畑農業の代替農法として、イギリスのマイク・ハンズという学者が考えた農法だそうだ。

焼き畑農業も今や市場経済の論理でペースが過剰になり、森の再生を待てないまま別の場所に移って行くため、世界の森林がどんどん減っていくらしい。

昔ながらのやり方は循環農法で、むしろ生態系の維持管理の役目も果たしていたのだが‥。

 

そこで、

「インガ」と呼ぶ豆の木を並木のように列植えし、その間に作物を作っていくらしい。(アレーというのは列という意味)

インガは成長も早く、マメ科だから地中にチッソを取り込んで貯めてくれます。

成長したインガの木々で直射日光を遮り、雑草の繁殖を抑えられる。そのうえ地表を乾燥から守り、インガの落葉が地表を覆います。その腐食は堆積するにしたがって土が肥えていくわけだ。

列の間に育つ作物には日照が遮られないようにインガの茂りすぎた枝を適宜切り落としながら、管理していく。

これがすでに中米のホンジュラスでは成功していて、これを世界に広めれば、森林が保護され温暖化も抑える役にも立つそうだ。